14 posts from 2006
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SLEEP WALKER 『The Voyage』
Mondo Grosso(モンド・グロッソ)の初期メンバーとして活躍し、Kyoto Jazz Massiveの沖野 修也のプロジェクトCosmic Village(コズミック・ヴィレッジ)への参加を経て現在は自身のプロジェクトMasa Collectiveとしても活動するジャズ・サックス奏者、中村 雅人とキーボード/ピアノの吉澤 はじめを中心に結成された日本最強のジャズ・カルテット、Sleep Walker(スリープ・ウォーカー)。
2003年の1st『Sleep Walker』に続いて2006年にリリースされた待望の新作『The Voyage』。
Yukimi Nagano、Pharoah Sanders、Bembe Segueがゲスト参加。
数多くのコンピに収録されたSleep Walker初のヴォーカル曲"Into The Sun"(西ロンの歌姫Bembe Segueをフューチャー)をはじめ、Pharoah Sandersと夢の共演が実現した"The Voyage"で展開されるスピリチュアル・ジャズ、Yukimi Naganoをフューチャーした"Afloat"や壮大なバラード"Reminiscence"等、クラブ・ミュージックを通過した生演奏によるアグレッシヴ&アップリフティングなスピリチュアル・ジャズの傑作アルバム。
Talkin LoudやStraight No Chaserのデザイも手掛けるSwifty Typografixによるカヴァー・アートも秀逸。
Review :
SLEEP WALKER - Into The Sun (feat. Bembe Segue) 『The Voyage』
Nicolay 『Here』
USノース・キャロライナ出身のヒップホップ・グループLittle BrotherのMC、PhonteとのプロジェクトThe Foreign ExchangeでシーンにデビューしたオランダのトラックメーカーNicolay(ニコレイ)。
2005年の1sソロ『City Lights Vol. 1,5』に続いて2006年にリリースした2nd。Phonte、Black Spade、Sy Smith、The FoundationのKayらが客演。
Sy Smithが客演したドリーミーなNu-Soulチューン"My Story"を筆頭に、Graham Sears Traceyをフューチャーしたエモーショナルなソウル・チューン"Give Her Everything"、アコースティック・ギターとピアノにボーカル・サンプルが絡む美しい逸品"Let It Shine For Me"、Yahzarahのゴスペル・ヴォーカルが素晴らしい"Adore"等、自ら影響を公言するJ Dillaの音響ヒップホップ・サウンドに透明感のある洗練されたヨーロピアン・テイストを加えたソウルフルで心地よいNicolayサウンドが満載の傑作アルバム。
元A Tribe Called QuestのAliが写ったアルバム・カヴァーも秀逸。
Review :
NICOLAY - My Story (feat. Kay & Sy Smith) / Here
TAMIA 『Between Friends』
名曲"Officially Missing You"を含む2004年の3rd『More』を最後にメジャーを離れ南アのレーベルからひっそりとリリースされたTamia (タミア)の4th。
先行リリースされた南ア版にEric Benetとのデュエット曲や"Daydreaming"のDJ Hasebeリミックスなど6曲をプラス。Rodney Jerkinsが"The Way I Love You" , "Can't Get Enough"等を手掛けた他、Shep Crawfordがプロデュース。美しいメロディー・ラインとソウルフルなプロダクションが融合した傑作アルバム。
Aretha Franklinの1972年の名曲"Daydreaming"の絶品カヴァーは必聴!愛娘との会話によるインタールードも秀逸。
Review :
TAMIA - Daydreaming / Between Friends
BULLJUN 『Bulljun & El Barrio 2016』
2006年の『Lost Breaks』が大ブレイクしたブレイクビーツ集団A.Y.B.Forceの一員でもあるDJ/トラックメイカーのBulljun (ブルジュン)。
高校卒業後に単身渡米し、レコード・ディーラーのアシスタントとして働きながらDJ活動をし、2002年に自身のレーベル<Flatrock Records>を設立。ミックスCDの制作やA.Y.B.Forceでの活動を経て2006年にリリースした1stソロ『Bulljun & El Barrio 2016』。
メロウなピアノのループが気持ちいい"Fat Morning, Central Park"、"William DeVaughn - Be Thankful for What You Got"ネタ使用の"4-What-U-Got (Thankful 'n' Thoughtful)"、NYのイーストハーレムへのオマージュ"El Barrio Blues"など10年以上に及ぶNYでの生活で培われたBulljunの卓越したネタ選びのセンスが発揮された極上のインスト・ジャジー・ヒップホップ・アルバム。
Review :
BULLJUN - Fat Morning, Central Park / Bulljun & El Barrio 2016
THE ROOTS 『Game Theory』
1994年のメジャー・デビュー以来、常に最高水準の作品をリリースし続けている現代最高のヒップホップ・バンドThe RootsのDef Jam移籍第1弾アルバム。
Malik B, Dice Raw, Bunny Sigler, Jack Davey, Peedi Peedi等が客演。
ジャケット・カヴァーが物語る通りThe Rootsのアルバムの中で最もシリアスな内容になった作品。
ハイライトは8分を超える大作となったJ Dilla追悼曲"Can't Stop This"。J Dilla生前最後のトラック集『Donuts』で制作した"Time- The Donut Of The Heart"を使用したストリングスとシタールが優しく響くソウルフルなトラックにBlack Thoughtが優しくフロウする感動の大作。
Sly Stoneのサンプル使いがカッコいい"Game Theory"、アグレッシヴなベース・ラインと?uestloveのドラムが疾走する"Here I Come"、Maimouna Youssefのフックが印象的な"Don't Feel Right"等、聴き所が満載。特に"False Media"から"Take it There"への流れは圧巻。
Review :
THE ROOTS - Can't Stop This 『Game Theory』
NATHAN FAKE 『Drowning in a Sea of Love』
イングランド東部ノーフォーク出身のサウンド・プロデューサー、Nathan Fake(ネイサン・フェイク)の1st。
インターネットのメッセージ・ボードで偶然知り合ったJames Holden主宰のBorder Communityからのリリース。
クロスオーヴァーなヒットを記録した名曲"The Sky Was Pink"を筆頭にダウンテンポのビートにアンビエントなシンセとギターのフィードバック・ノイズが美しく織りなす名作。
静から動への展開が素晴らしい"You Are Here"も必聴。
Review :
NATHAN FAKE - The Sky Was Pink / Drowning In a Sea of Love
INO hidefumi 『Satisfaction』
東京、恵比寿のカフェ「Tenement」を拠点に活動するフェンダーローズ奏者、Ino Hidefumi(猪野秀史)の1st。
自身のレーベルInnocent Recordから7インチでリリースしてきたMichael Jackson、Yusef Lateef、Grover Washington Jr.等のカヴァーに加えオリジナルを加えたインスト・アルバム。
ザラついた質感のブレイクビーツ・トラックにIno Hidefumiのトレード・マークであるエフェクト処理で歪ませたフェンダー・ローズが華麗に舞うIno Hidefumi独自の音空間を満喫できる名作。
Review :
INO HIDEFUMI - Just the Two of Us
J DILLA 『The Shining』
2006年2月10日、32歳の若さでこの世を去ったアメリカが生んだ天才プロデューサーJ Dilla(J・ディラ)。
J Dillaの生前に約8割が出来上がっていたアルバムの残りを母親のMaureenがJ Dillaの友人でジャズ・ドラマーのKarriem Rigginsに託して完成させたラスト・アルバム。
生前最後のトラック集『Donuts』のビートをベースにD’Angelo、Common、Busta Rhymes、Black Thought、Madlib、Dwele、Pharoahe Monchらが客演。
Impressions"We Must Be in Love"使いでPharoahe Monch客演の"Love"に代表されるオールドスクール・ソウル/ファンクを天才的なセンスでサンプリングしたソウルフルなトラックが詰まった珠玉のヒップホップ・アルバム。
『Donuts』"Bye"のビートを発展させたトラックにD’AngeloとCommonが優しく絡んだ名曲 "So Far to Go"は必聴!
Review :
J DILLA - So Far to Go 『The Shining』
ROBIN THICKE 『The Evolution of Robin Thicke』
Usher"Can U Handle It?"をはじめ数々の名曲を手掛け、プロデューサーとしても活躍する、アメリカが生んだ天才メロディー・メーカーRobin Thicke (ロビン・シック)がThe Neptunes主宰のStar Trakから2006年にリリースした2nd。
Pharrellがプロデュースしたプリンス的な密室ファンク・チューン"Wanna Love U Girl"を除き、すべてRobin Thike自身がセルフ・プロデュース。
"Lost Without U"をはじめとした珠玉のバラードの他、Faith Evansとデュエットしたニュー・ソウル・チューン"Got 2 Be Down"、Lil Wayne客演の"Oh Shooter"で展開されるサイケデリック・ファンク等、美しいメロディとファルセットが融合した極上のソウル・アルバム。
Review :
ROBIN THICKE - Lost Without U / The Evolution of Robin Thicke
DENNIS FERRER 『The World As I See It』
女性ヴォーカルをフューチャーしたゴスペル・ハウス"Church Lady"、King Streetからリリースした"Change The World"、"Underground Is My Home"等のソウルフルなヴォーカル物と、Ibadanからリリースした"Son Of Raw"やPal Joeyへ捧げられた"Da P 2 the J"等のテック・スタイルのインスト・トラックで構成。